不動産担保ローンをリフォームに利用できる？ 

2022.8.21

家の至る所に劣化が生じているから不動産担保ローンでリフォーム資金を調達したいけれど、利用できるかがわからないと悩んでいませんか。リフォームには専用のリフォームローンがあるため、不動産担保ローンが利用できないのでは……と不安になるかと思います。

ここでは、不動産担保ローンで借りたお金をリフォームに使うことはできるのかを解説します。どのような人に利用されているかもお教えしますので、自分が該当するかを確認した上で、ローンに申し込んでみましょう。

不動産担保ローンで自由にリフォームできる？

不動産担保ローンを利用して借り入れたお金を、リフォーム資金として活用することは可能です。ローンの多くは使用用途自由となっているため、使い方が制限される心配もありません。借りられる範囲内のお金で、自由にリフォームができます。

不動産を担保にお金を借りるローンは高額融資を期待できるメリットがあります。リフォームは内容によって高額になるため、不動産担保のような有担保ローンを活用することがおすすめです。

不動産担保ローンと住宅ローンの違いは？

自宅のリフォームを行う際に利用できるローンには、不動産担保ローンと住宅ローンがあります。不動産担保ローンは不動産を担保にお金を借り入れるもの、住宅ローンは金融機関の審査を受けて通過した場合にお金を借り入れられるものです。

融資可能額は不動産担保が不動産評価額に応じて、住宅ローンは年収などの状況から判断されます。また、金融機関によって住宅ローンの融資可能額が異なるため、場合によっては高額の借り入れができません。

住宅ローンは不動産担保ローンと違い、使用用途が定められていることも特徴です。リフォームに使うのであれば問題なく活用できますが、家関連以外の用途で使うことは禁止されているので注意しましょう。

不動産担保ローンでリフォームがおすすめな人は？

不動産担保ローンでリフォームをしたいけれど、自分に本当に合っているかがわからないと悩んでいませんか。リフォーム目的で不動産担保ローンを利用することに適している人とそうでない人がいます。ここで適している人の特徴をご紹介しますので、自分に向いているかをチェックしてみてください。

お子様がいる家庭

お子様がいる家庭には、借りたお金をリフォーム資金にあてられる不動産担保ローンが最適です。子供の年齢が大きくなる、または人数が増えてくると様々なリフォームが必要になります。

部屋数を増やす、部屋を広くするといった施工が必要ではあるものの、リフォーム資金を考えると躊躇してしまう方も多いでしょう。不動産担保ローンでお金を借りればリフォーム資金を用意できるため、お子さんがいる家庭にぴったりだといえます。

 

自宅を事務所にリフォームしたい人

自宅を事務所に改修したい方にも、不動産担保ローンはおすすめです。自営業を営んでおり、家賃削減のために自宅をオフィスにしたいと考える方も多いでしょう。自宅を改修するとなると大掛かりな施工になることが予測されるため、リフォーム費用も高額になります。

 

不動産評価額に応じて融資可能額が決まるため、大掛かりな施工であっても問題なく費用を負担できるかもしれません。

バリアフリーのためにリフォームしたい人

同一世帯に高齢者がいる方は、不動産担保ローンを活用してバリアフリー設計にしてみてはいかがでしょうか。足腰が悪い方は段差をこえることが難しいため、自宅内の段差がなくなる施工を行わなければなりません。

場合によっては二階建ての家を平屋に変える必要もあるでしょう。この場合も高額のリフォーム費用が必要になるものの、まとまった資金を借り入れておけば問題なくリフォームできます。

耐震のためにリフォームしたい人

災害に備えて耐震リフォームをしたい方は、不動産担保ローンで借りたお金を使って家の補強を行いましょう。耐震リフォームを行えば、地震に強い家になるので災害時の破損を最小限に抑えられます。

内容によって費用が上下するため、まずは融資可能額を確認することが大切です。融資可能額を確認した上で、無理なく支払える施工内容を選択してください。

他にも使えるローンはある？

リフォームに使えるローンには住宅ローンやリフォームローンがあります。リフォームローンは住宅ローンの種類のひとつではあるものの、それぞれで内容が異なるため特徴を把握しておくことがおすすめです。

住宅ローンは借り入れ年数が長く、金利も低めに設定されているので支払い負担を抑えられます。リフォームローンは融資上限額が低く設定されるものの、審査期間が1～7日程度と短くなっているのが特徴です。

不動産担保ローン・住宅ローン・リフォームローンはそれぞれで特徴が異なるため、比較した上で希望条件に合うローンを選んでください。

不動産担保ローンの審査は厳しい？

不動産担保ローンは有担保ローンとなっているため、無担保に比べれば審査に通りやすいといえるでしょう。ローンを取り扱う金融機関には銀行とノンバンクがあり、ノンバンクの方が融通も利き、審査にも通りやすいとされています。

審査に通過するかが不安な方は、ノンバンクの金融機関に申し込んでみてください。不動産の評価額や年収によっては希望する額が借りられない可能性もありますが、ある程度の融資は期待できるでしょう。

ただし、審査に通りやすいからと言って確実に通るわけではありません。どうしてもお金が必要な場合は、落ちてしまった後にまたノンバンク系のローンを探してみてください。

ノンバンク型の不動産担保ローン利用がおすすめ

前述したように、ノンバンクの不動産担保ローンは銀行に比べると審査に通過しやすいため、審査通過の可能性を上げたい方にぴったりです。希望額が借りられなくてもある程度まとまった資金を融資してもらえるので、リフォームの足しにできます。

また、ノンバンクは申し込みから融資までが1週間程度で済むというメリットもあります。銀行は審査に時間がかかるため、申し込みから融資まで1ヶ月以上かかるケースも少なくありません。急ぎで融資してもらいたくても、審査が終わるまではお金を手に入れられないのです。

急ぎでお金が必要、審査に通過したいという方はノンバンクで探してみましょう。

不動産担保ローンを上手く利用すればリフォームできる

不動産担保ローンは使用用途が自由なので、リフォーム目的でも使えます。自宅の間取りを変える、事業所用にリフォームする、バリアフリーにすることが可能なため、何らかの施工を行う場合は不動産担保ローンに申し込んでみましょう。

申し込む金融機関によって審査の難易度は変わるため、通過するかが不安な方はノンバンクの金融機関に申し込むことがおすすめです。ノンバンクは融通も利きやすいので、希望に沿った融資をしてもらえるでしょう。

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