不動産担保ローンは無職でも可能？土地や家を担保にお金は借りられる

2022.3.31

無職だけれどもお金が必要で、所有する不動産を担保にお金を借りたいと考えていませんか。無職の場合は有担保であればお金を借り入れられるのかが気になるかと思います。

ここでは、無職でも不動産担保ローンを借りられるかをご紹介します。おすすめの金融機関の特徴についてもお教えしますので、ここを参考に手続きをしてみましょう。

 

担保に入れる不動産があれば無職でもローンを組める

有担保のローンであれば、高齢者や専業主婦などの無職の方も審査に通る可能性があります。基本的に無職の方はお金の借り入れが難しいものです。安定した収入を得ていないことから返済能力が認められず、申し込み段階でお断りされてしまいます。

 

有担保ローンは返済が滞れば担保となるものを売却し、売却金を回収することで金融機関は損害を避けられます。そのため、有担保ローンは働いていなくても申し込み可能で、担保によっては融資もできるのです。

 

無職の方が不動産担保ローンを組むには「ノンバンク」がおすすめ

無職の方でも不動産担保ローンに申し込むことは可能ですが、どんなところでも審査に通る可能性があるとは言い切れません。ではどんなところであれば融資を受けやすいのか、ここではノンバンクについてご紹介します。

 

ノンバンクとは？

ノンバンクとは、銀行以外の金融機関のことです。信販会社やクレジットカード会社、消費者金融などが該当します。

 

銀行では各種ローンによる貸し付け以外にも、口座にてお金を預かる預金業務も行っています。ノンバンクは預金業務を行っておらず、用意する各種ローンのみの提供です。

 

銀行に比べて借り入れ時の金利が高いといったデメリットがあるものの、申し込みから融資までの期間が短いというメリットを持ちます。また、融資可能額も銀行とさほど差がないため、担保に応じて希望する額を借りられるでしょう。

 

無職でも融資が受けられる見込みがあるのはなぜ？

家を担保にして借り入れを行うローンであれば、万が一の際に不動産を売却できるため申し込みが可能となっています。無職であることを理由に、貸し付けの申し込みをお断りされた方も多いでしょう。

 

収入も担保もなければ金融機関は貸し付けを行いません。しかし、担保となる不動産があれば、返済延滞時に不動産を売却し、その利益を回収できます。金融機関側が大きな損をする可能性が低いことから、無職でも融資可としているのです。

 

無職でも不動産担保ローンで融資が見込める4つのケースとは

担保があったとしても、無職の誰もが審査に通るわけではありません。ここでは、働いていなくても融資を受けられる可能性がある4つのケースについてご紹介します。

 

年金受給者である

年金を受給している人であれば収入が見込めるため、融資を受けられる可能性があります。年金から毎月返済していけるため、無職であっても申し込みが可能です。

 

ただし、不動産担保ローンには年齢制限があります。完済時の年齢を考慮した上で借り入れ可能額も設定されるので、希望通りの融資を受けられるとは限りません。申し込みは可能なので、借り入れを希望する方は一度相談してみましょう。

 

休職中で一時的に無職である

現時点で無職であっても、いずれ収入を得られる状況になるなら融資を受けられるかもしれません。たとえば、会社を辞めて無職になったけれどすぐに再就職する予定がある方、現在休職中で復帰予定がある方などです。

 

年金収入などがある人に比べると審査に通る可能性が下がるものの、相談次第で融資可能となる可能性があります。すぐにお金が必要な方は、できるだけ早めに相談しましょう。

 

脱サラしていて、将来的には働く意欲がある

自身で会社を立ち上げる予定の方も、審査に通る可能性があります。前述したように、一時的に無職であっても、働く意欲があれば融資を受けられます。ただし、何の相談もなしに無職のまま申し込むとお断りされる可能性が高いため、事前に相談することが重要です。

 

相談は店舗にて行うことが望ましいため、時間を見つけて足を運んでみましょう。対面にて説明する方が働く意欲があることもアピールできるので、スタッフに話してみてください。

 

家賃収入や受託案件などの副収入がある無職の方

家賃収入がある、または受託案件で収入を得ているという方も、審査に通る可能性があります。本業がなくても、何らかの方法で収入を得ているのであれば、そこから毎月の返済が可能です。そのため、融資を受けられる可能性も上がるのです。

 

無職の場合の借入可能額は？不動産担保ローンの査定方法を紹介

不動産担保ローンの融資額は、担保とする不動産の評価額によって異なります。評価額の60～80％程度の額を借り入れられるケースが多いため、人によって融資可能額が大きく変わるのです。

 

評価額は土地や建物から算出します。ただし、査定基準は金融機関によって異なるので、どこに申し込むかによって融資可能額も上下します。

 

無職の方が不動産担保ローンで融資を受ける際の注意点

無職の方でも不動産担保ローンで融資を受けることは可能です。ただし、2点注意しておきたいポイントがありますので、ここでご紹介しましょう。

 

注意点① 高額な融資が必ずしも受けられるとは限らない

借り入れ希望額を高額にしても、希望通りに融資をしてもらえるとは限りません。会社に勤めており、安定した収入を得ている人に比べて、無職の人は融資可能額が低く設定されます。今後安定した収入を得られる予定であっても、現時点で無収入であればその情報をもとに審査が行われるからです。

 

現時点で必要な額を把握してから審査に申し込みましょう。あまり高額に設定しなければ問題なく審査に通る可能性もあるので、必要な額のみを提示してください。

 

注意点② 連帯保証人が必要な場合もある

申し込み時に、連帯保証人を求められる可能性があります。不動産担保ローンは有担保なので、基本的には保証人不要です。しかし、無職の人は収入がないことから、金融機関側は返済能力に不安を覚えます。リスクヘッジのために、安定した収入を得ている保証人を求めるのです。

 

あらかじめ保証人になってくれそうな人に相談しておくことで、申し込みがスムーズに進みます。必ず保証人を求められるとも限りませんので、念のために準備しておくといいでしょう。

 

まとめ

無職であっても不動産担保ローンで融資を受けられる可能性があります。休職中で復帰予定がある方、就活中で働く意欲がある方は、相談することで申し込みを進められるかもしれません。副業による収入がある方も審査に通る可能性があるので、まずは問い合わせてみましょう。

 

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